ぬけぬけ病を改善していく中で、絶対にしなければいけないこと。
それは、
大殿筋を鍛えること。
※だからと言ってお尻を出して走らないで下さいね。
※注意※
このお尻は偽物です。
引用:https://memefiesta.exblog.jp/11997221/
ただし、
ただやみくもに大殿筋を鍛えても、意味がありません。
今日は、そんな筋力トレーニングの秘密をお伝えしていきます。
筋力は何故強くなるのか?
皆さん、当たり前のようにトレーニングをしていると思います。
でも、何故筋力が付くのか考えたことありますか?
私は、治療に来られた選手によく聞くのですが、
皆さんその理屈を知らずにトレーニングを頑張っている方がほとんどです。
もちろんトレーナーではないので、知らなくてもいいのですが、
知っておいて損はしません。むしろ得することがほとんど。
さて、筋力はどうやったら強くなるのか。
大きく分けると2種類あります。
それは、今ある筋繊維の量で筋力を上げる方法と、筋繊維そのものを太くして筋力を上げる方法。
聞いたことありますか?
とても大切なことなので、しっかり理解してくださいね。
今の筋繊維の量で筋力アップする
これを聞いてもピンとこないかと思いますので、出来るだけ分かりやすく説明していきます。
知らない方も多いのですが、
力いっぱい力を入れたとしても、実は100%の力は出せていないんです。
火事場の馬鹿力って聞いたことありますか?
5階の高さから子供が落ちてきて、下にいたごく普通の主婦が受け止めたとか、
家事の現場で、人助けをしようと重たいタンスを持ち上げた・・・など。
普段はそんな力がなさそうな人でも、危機の状況になると、力が出る。
ということは、潜在的には皆さん筋力はもっとあるんです。
でも、、、
ほとんどの場合は、脳が勝手にセーブしてしまっているんです。
その脳のセーブを開放してあげると、今ある筋量での最大値が上がってきます。
ここに関与しているのが脳や神経なんです。後で詳しく話しますね。
まずは、脳がセーブしているんだということを覚えておいてください。
筋繊維を太くして筋力をアップする
ほとんどの方がイメージする筋力トレーニングは、ボリュームを上げることで筋力がつくということだと思います。
もちろんトレーニングをしていくことで、筋繊維は太く、筋力も強くなります。
でも、筋力が強くなれば、走れるようになるのかというと、全く別の話になります。
これも脳が関係しているのですが、今回はおいておきます。また機会があればブログに書きますね。
ということで、筋肉の量が増えることで筋力がアップします。
ぬけぬけ病で大切なのは、筋肉の量ではなくて、脳や神経が関係している筋力になります。
ぬけぬけ病改善の為の筋力トレーニング
多くの選手が様々なトレーニングをしている中で、
なかなか改善しないという事でからだドックに来ることも多いです。
何故、たくさんトレーニングをしているのにも関わらず、改善しないのでしょうか?
それは、筋力低下が顕著にある場合のヒトの身体の使い方の特徴を知らないということが考えられます。
例えば、大殿筋が弱いからと言って、スクワットで大殿筋を鍛えることを目的としている選手がいます。
ですが、スクワットのフォームでトレーニングをしてみても大殿筋を使う感覚が分からずに、
前ももの大腿四頭筋を使ってしまうことが多いということはよくある話。
スクワットなどの複合的な動作での筋力トレーニングは、ぬけぬけ病改善には向いていません。
何故かというと、ぬけぬけ病の選手は、基本的にはある特定の筋力が極端に使えない身体になっていることがほとんどです。
その極端に使えなくなった筋肉がある中で、複合的なトレーニングをしても、
その目的とした筋力は使わずに、他の使いやすい筋力を使ってしまうのです。
この複合的なトレーニングを続けていくと、使いやすい筋力と、使えない筋力の差がどんどん開いてしまいます。
これが、複合的なトレーニングをすればするほど、症状を悪化させていく要因の一つになります。
では、どうしたらいいのか?
それは、
複合的な動きではなくて、単独のトレーニングで、基礎筋力を先にあげていく。
そして、
負荷量を減らして、回数を重ねるトレーニングで、筋持久力をあげていく。
みなさん、これとは反対の事していませんか?
負荷量を高くすることで、回数が少ない筋トレしていませんか?
以前来られていた選手に、
「負荷は2キロとか5キロなので全然軽くしています」
と言われたことがあります。
ここも難しいところで、他の選手と比べたり、過去の自分と比べたりしてしまうと、
軽いかもしれません。
でも、今現在の大殿筋で考えてみるとどうでしょう?
私の手の力にも勝てないくらいの筋力なのに、5キロの重さが耐えられるでしょうか?
大切なのは、今の自分の筋力に対しての負荷量なのであって、
以前の自分や、周囲の選手と比べることは、意味がありません。
今の大殿筋にとったら、その負荷量は適切なのかどうか?
これを考えられるようになって下さい。
ぬけぬけ病改善に大切なのは、最初の2週間
今ある筋量で筋力をアップさせる為には、脳がセーブしているのを開放させなければいけません。
それが、正しくトレーニングを始めて2週間程度で効果が出てきます。
そこから、負荷量を徐々に増やしていって、筋繊維が太くなっていきます。
最初の2週間、もしくは、治療後数日の中で何かしら変化を感じるかと思います。
その感覚を大切にして、筋トレを継続してください。
自分の身体の感覚はとてもあいまいです。
だから、筋トレの方法や負荷量が分からない方も多くいます。
治療を途中で諦めてしまった方へ
皆さんいろいろと理由があると思います。
1か月に1度しか受けられない方もいれば、2か月に1度になる方もいる。
合宿に参加したり、周囲の理解が乏しくて、治療しにくい・・・。
いろいろな理由があって、治療を諦めてしまった方で、まだ改善していない場合は、いつでもご連絡お待ちしています。
せっかく改善できる方法があるのに、いろいろな理由で改善できずに悩んでいるくらいでしたら、もう一度ご相談ください。
一旦休んで、新たに治療を再開して走れるようになっていく選手もいます。
テレビ電話(LINEビデオ)を使って、お話することでもやもやした気持ちが晴れる方もいます。
何でもいいですので、再度連絡もらえると嬉しいです。