走っているときに足が思ったように動かなくなるのはなぜ?
「スタートの瞬間に脚が重い」
「リズムが乱れて、地面を蹴る感覚がズレる」
「スピードを上げると、脚が勝手に止まるような感覚がある」
そんな違和感を抱いていませんか?
痛みもなく、関節も異常なし。
だから病院に行っても「異常はない」と言われる。
しかし、実際には多くのランナーの脚で、
ごく一部の筋肉の力が低下していることが見逃されています。
この“ごくわずかな筋力低下”こそが、
走るときの動きの乱れを引き起こす最初のサインなんです。
⇩ぬけぬけ病の改善に必要な筋力の話を細かくしています。
フォームの崩れやメンタルの問題だと思っていませんか?
これまで、ランナーの「脚が動かない」問題は、
フォームやメンタル、脳の誤作動といった要因で語られてきました。
もちろん脳の関与もあります。
でもその前に、もっと手前の“土台”として、
筋力低下という物理的な要素が存在していることがほとんどです。
筋肉の力が弱まれば、脳は「この筋肉は使えない」と判断し、
他の筋肉に代償的な指令を出します。
この段階で、動作プログラムがすでに歪み始める。
つまり、脳の誤作動は「原因」ではなく、
筋力低下を放置した結果として起こる現象だと考えています。
筋力検査が抜け落ちていた
私は2014年に初めて“ぬけぬけ病”のランナーに出会いました。
そこから半年間、どんな施術をしても改善しなかった。
でもある日、私は気づいたんです。
MRIもCTも正常。
しかし、「一つひとつの関節の筋力」を測る検査が一度も行われていなかった。
実際に測ってみると、足の中で“力が入らない筋肉”がいくつもありました。
このアンバランスが、脳の混乱を引き起こし、
本来の動作プログラムが壊れてしまっていたんです。
どうして特定の動作でだけ起こるのか
走る動作は、筋肉単体ではなく、
「順序」「タイミング」「連動」で成り立つ高度な運動です。
その中で、ある筋肉の出力が低下したまま走り続けると、
他の筋肉がその分を“代わりに”動かし始めます。
これにより、
- 地面を蹴る角度が微妙にズレる
- 脚の引き上げが遅れる
- リズムが乱れる
といった異常が発生し、やがて脳の中に“誤った動作パターン”が記録されていきます。
改善法:OneJリトレーニングで筋力と脳を再構築する
OneJリトレーニングでは、まず「どの筋肉が使えていないのか」を明確にします。
そこから、筋力の回復と脳の動作プログラムの再教育を同時に行います。
具体的には、関節を一つずつ切り分けて、
“本来動くべき筋肉”を再び動かす練習を積み重ねていきます。
筋肉が使えるようになると、
脳は「正しい動作パターン」を再学習し始め、
走りのリズムと連動性が自然に戻っていきます。
再び自然に走れるようになるために
走るたびに脚がズレる、止まる、動かない。
それはフォームでも意識の問題でもなく、
筋力低下から始まった脳の混乱かもしれません。
まずは筋肉を“再び使える状態”に戻す。
その上で、脳と筋肉のつながりを整えていく。
この二段階で、本来のしなやかな走りを取り戻すことができます。
👉 詳しくはこちら:OneJリトレーニングとは?


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