ぬけぬけ病を改善していく為に必要な5つのこと

このブログは、【足が抜ける症状】【ぬけぬけ病】【ローリング病】【カックン病】【イップス】【ランナーズジストニア】に関する情報を集め、完治までの道のりを模索していく為のブログです。

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そもそも西山祐二朗って誰だ⁈と不安いっぱいな方は、

から西山の面白おかしく書かれた自己紹介ブログを読んでみてください!

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目次

はじめに

今回のブログでは、このぬけぬけ病を改善していく為に必要な5つの事についてお話していきます。

これまで数十年間も改善していくことができなかった背景として、

「走りながら治す」

という考え方が根強かったということがあります。

この症状は、

【走れば走るほど悪くなる】

という特徴があることを知っておかなければいけません。

症状の特徴をしっかりと理解して、少しでも選手の皆さんが楽しく走れるようになるお手伝いが出来ればと思います。

症状を出さない

何よりもこれが一番大事!
症状を出すことでその走り方を何度も何度も記憶させてしまいます。

噂がたくさん出てきていますが・・・

ぬけぬけ病は、骨盤の問題だとか、大腿骨の問題だとか、脱水だとか、気温が問題だとか、本当にいろいろな噂が出回るようになりましたね。。。

去年まではほとんど情報がゼロに近い状態でしたが、あっという間に情報がたくさんでていて、それが反対に選手の皆さんを困らせている現状。

おそらくこのぬけぬけ病のランナーの身体を一番診ているのは、私、からだドック代表の理学療法士西山であることは間違いなさそうです。日本代表トレーナー経験者の方々でも5名程度とのことでした。

ですので、たくさんの記事が出回ってしまっていて悩むかと思いますが、ここのブログは、ぬけぬけ病の症状が出ている身体を数多く触ったことがある理学療法士からの話として聞いていただけたらと思います。


ぬけぬけ病とは・・・

誰もがなりうる症状で、

①頭の中の脳内イメージの問題

②感覚の問題

③筋緊張の問題

④動き方の問題

⑤筋力の問題

の5つが混在していそうです。

気温だとか、無酸素がだとか、脱水がだとか言われてるみたいですが…

選手の話を聞く限りでは、そんなことはありえなさそう。
選手本人がありえないと感じてるので、私もその選手の言うことを信じます。

そんな上記の中で私が介入できるのは、
①と②と③と④まで。

最後の⑤筋力に関しては、選手の皆さんがキチンとしたフォームで、目的とする筋にキチンとした負荷を与えることができるかどうか。

だから、

私は相談されたらまず、筋トレをするようにお伝えしています。

ただ…

動画を見るだけでは、どの筋が働いてるかとかはわかりにくく、自分自身の好きな(使いやすい筋肉ばかり使う)動き方で動いてしまう方が多いんです。

それだと効果がほとんどないんです。

なかなか自主トレは難しいのが現状なので、身体のことをわかってるトレーナーやコーチに診てもらいながらトレーニングすることをオススメしています。

筋トレをして効果を感じるのは、だいたい平均すると2週間経ってから。

だから、LINEで相談だけしてる方には、まずは2週間様子をみてもらいます。

そうすると、

踏ん張れる感覚が出てきた。

とか、

蹴る感じが分かるようになった。

とか、さまざまな変化が出てきます。

そういう方々は、

筋力がもともと足りなかったか、足が抜けてから筋力が落ちてしまっていたか。

または、

動きそのものを間違っていたか。

筋力不足の方々の中には、

人それぞれ違った原因が存在しています。

だから、単純に筋トレをしても変わらない人がいるのは

もちろん事実です。

筋トレをしても変わらないじゃないか!!と激怒するのはちょっと待ってくださいね!

人それぞれ違った原因に対して介入していかなければ、良くなるはずはないのです。

それを知ってほしい。

たまに、

「筋トレすれば治るんですか?」

という率直な質問がありますが、

筋トレして治るのであれば、こんなに・・・

原因不明!とか

引退まで考える!といった大問題になるはずがありません。

そんなに単純な問題ではないということをしっかりとご理解ください。

最初にお話しした、

①頭の中の脳内イメージの問題

②感覚の問題

③筋緊張の問題

④動き方の問題

⑤筋力の問題

これら5つの問題は、またさらに細かく分かれていって、

①頭の中の脳内イメージの問題
-ⅰ.脳内イメージのみ崩れてる場合
-ⅱ.脳内イメージが右側だけ崩れてる場合
-ⅲ.脳内イメージが左側だけ崩れてる場合
-ⅳ.脳内イメージが両側崩れてる場合

②感覚の問題
-ⅰ.身体の長さの感覚が崩れてる場合
-ⅱ.身体の重さの感覚が崩れてる場合
-ⅲ.身体の位置関係の感覚が崩れてる場合
-ⅳ.身体の動きの感覚が崩れてる場合

③筋緊張の問題
-ⅰ.筋緊張が低い場合
-ⅱ.筋緊張が高い場合
-ⅲ.筋緊張の自覚がない場合

④動き方の問題
-ⅰ.動き方を知らない場合
-ⅱ.動き方は知ってるけど動かせない場合
-ⅲ.きちんと動いてるつもりの場合
-ⅳ.間違った動き方を学習してしまってる場合

⑤筋力の問題
-ⅰ.もともと筋力が無い場合
-ⅱ.足が抜けてから筋力が低下した場合
-ⅲ.筋力の左右差がかなりある場合

ザックリとこんな感じ。

もちろんこれからも細かく分かれていきます。

それら全てを統合して、解釈していく必要があります。

その中でも西山が1番大切にしていることは、

選手が違和感を感じたその時に、身体がどうなっていて、感覚がどうなっていて、そこにギャップは無いかどうかを探し続けること。

多くの場合は、身体と感覚が真逆になってます。

そりゃうまく動かせないよねっていう状態。

だから、
構造的な問題を評価出来なければいけないし、
選手が感じてる感覚を予測出来なければいけない。

だから、難しい。

でも、確実に完治までの道筋は見えてきてるので、

その道筋をどんどん皆さまに共有していきたいと思っています。



選手の皆さんに知っておいてほしいこと

筋トレをしていく中で、皆さんからご質問があることなのですが、

筋トレは何回を何セットすればいいですか?

残念ながら、私にその答えは持ち合わせていません。

筋力をつけていく為には、

目的とした筋肉に対して、適切な負荷をかけ、疲労させることが原則です。

回数やセットは、あくまで一般論になります。

大切なのは、自分自身との対話。

筋トレのフォームがめちゃくちゃになってるのに、回数をこなしてもほとんど意味がありません。

だから、きちんとした身体のプロのトレーナーさんなどに診てもらいながら筋トレをするほうが結果は出やすいです。

何度も言いますが、

筋トレだけで完治することは少ないですが、筋トレをしなければ完治できないことは確実だと思います。

なかなか難しい症状ですので、少しずつ話しながら解決していけたらと思います。

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