ぬけぬけ病かな?と思ったら最初に読んでください。

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ぬけぬけ病、カックン病、ローリング病、抜け症、ランナーズジストニア・・・様々な言い方をされています。

主な症状は、

足に力が入らない、踏ん張れない、蹴れない、足が棒になる、固まる、うまくコントロールできない。

自分の感覚の中では、かなり不快な感覚になる。

でも、感覚の問題だから、

周りの人に理解してもらえない。

気持ちのせいやメンタルのせいにされる。

これが、選手の気持ちをより悩ませる。

ほとんどの選手がこんな経験をしています。

これほど深刻な症状なのに、指導者や陸上関係者の中でも、

「知らない」

いや、

知ろうとしていない現状。

どうにかしなければ・・・。

ということで、2018年最後の締めくくりのブログになると思います。

今回は「ぬけぬけ病」の心得2018ver.を、まとめていきたいと思います。

 

目次

ぬけぬけ病は周りの人に理解されないと心に決めるべし

この症状を理解してくれる人は、ほとんどいません。それを肝に銘じてください。

なぜなら、この症状は、脳について学んでいる専門家でしか理解できない症状だからです。

周りに人に相談しても笑われたり、バカにされたりするのは、とてもつらいことだと思います。

でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。

この症状になる以前は、あなたもこんな症状があるなんて知らなかったのではないでしょうか?

多くの人はそれと同じなんです。

ただ知らないだけ。

でもあなたは、自分の感じている違和感や抜ける感じや力が入らない感じが何なのかを知る為に、
たくさん調べたのではないでしょうか?

調べて調べて調べ尽くしたからあなたは自分の症状が少しだけ理解できているのです。

それを、理解してくれない人達は、昔のあなたと同じで知らないだけなんです。

こんな症状があるんです!と言っても実際に体験することが出来ないので、伝えるのも大変だと思います。

飛行機で空を飛べるんです!と言っても誰も信じてもらえなかったのと同じです。

誰しもが、最初は信じられないものです。

だから、私はこれまでの経験のすべてを本に書いて、一人でも多くの人に届くようにしました。
理解してもらうためには、この症状がどんなものなのかを専門家から説明するしかありません。

↑紙の本を指導者の方へ見せてみてください。少しは理解してくれるかもしれません。

 

ぬけぬけ病を改善させるためにはルールを守るべし

ルールその1:必要な筋トレだけをする

よく間違いやすいのが、筋トレをたくさんすればいいと考えている方々。
例えば、
臀筋の筋力が弱くなっていて2だとして、ハムストが4だったとします。
本来は、臀筋を2から4に増やして、臀筋:ハム=4:4にしたいのに、
ハムストも一緒に鍛えてしまうと、臀筋:ハム=4:6になってしまって、
その比率が変わらないようになってしまいます。

皆さん不安が強くて、これだけでいいの?と思うと思いますが、

それだけでいいんです!

筋トレって難しいんです。

薬の処方と同じと思ってください。

必要のもの以外の処方はされませんよね?

筋トレも必要なもの以外はしなくて大丈夫です。

ルールその2:違和感を出さない

極力違和感を出さずに走っていきます。違和感を出してしまうことで、脳はその記憶を積み重ねていきます。

失恋の傷を癒すためには新たな恋をすることとはよく言ったもので、

いつまでも失恋を引きずっていると、その記憶が積み重なってしまい、記憶から消せません。

ぬけぬけ病の症状も同じで、症状を出せば出すほど、記憶されていきます。

嫌な感覚ほど残りやすいので、絶対に症状を出さずに練習をする。

これを徹底できた人が早く治ります。

もちろん、走らないといけない方々もいますが、その場合は、治るまでの時間がかなりかかってしまいます。

3年以上かかってようやく良くなってきた選手もいます。

できるなら、早めに改善していきたいので、症状は出さないように。。。

ルールその3:筋トレのやり方を動画に撮って送る

これも実行している人の方が、症状は早く良くなっています。筋トレは、自分の頭の中では同じようにしていたつもりでも、
実際に診てみると、全然やり方が間違っていたりするので、きちんと専門家に診てもらった方がいいんです。

自分一人で行うトレーニングが確実に効果が出る為には、自分自身の感覚を鍛えなければいけません。

どこに力が入っているとか、どうやったら無駄な力が抜けるとか、それが分からない人は、トレーニングしても効果は少ないです。

だから、

筋トレの動画を送ってください。

本当に早く改善したいのであれば。。。

 

ぬけぬけ病になるということは、改善すれば速く走れるという証

この症状になるという事は、頭の中のイメージに身体の筋力が付いてこないということが関係していると考えています。

実際に、実業団選手や、マスターズ優勝経験者、ジュニアオリンピック出場者などの選手が多いです。

だから、改善することで自己記録を更新する選手が多いのもそのためだと思います。

頭の中で速く走るイメージが出来ないと、実際に速く走ることは不可能です。

人の身体は、筋肉がコントロールしているのではなく、脳がコントロールしています。

それを理解してくださいね。

 

ぬけぬけ病改善のための筋トレは、他の筋トレとは全然違うと知るべし

筋トレには2種類あります。

それは、パフォーマンスを上げる為の筋トレと、リハビリ目的の筋トレ。

私がいつもお伝えしているのは、リハビリ目的の筋トレです。

パフォーマンスを上げる筋トレと、リハビリ目的の筋トレの違いは、

筋力がそこそこある状態からスタートするか、筋力低下がある状態からスタートするかの違いです。

筋力低下があるにも関わらず、パフォーマンスを上げる為の負荷量の高い筋トレをしても、

自分の使いやすい筋肉を使うばかりで、弱い筋肉は使わないので、鍛えられません。

トレーニングしている気にはなりますが、効果はほとんどありません。

事実、私がお伝えしている筋トレは、

地味で、時間をかけて、自重を使うという3Jですよね?

反対に、

パフォーマンスを上げる為の筋トレは、

ダイナミックで、速く動いて、機械を使うというように真逆ですよね?

そこを理解してください。

まずは、違和感なく走ることが大切なのではないでしょうか?

地味でいいんです。

時間をかけていいんです。

自重だけでいいんです。

不安だったら、その回数や時間をとことん増やしてください。

負荷量の調節をしていく為に、2週間したら動画を送ってください。

その違いを比べて今後の負荷量ややり方をお伝えしています。

私が、リハビリの専門家の理学療法士だからこそ、改善への道が見えてきたのだと思っています。

筋トレはやり方一つで、悪影響となることもあるということを知ってください。

 

ぬけぬけ病のランナー100名以上を専門で診てきた理学療法士からの一言

不安なのは分かります。

一生治らないかもと思うのも分かります。

人からバカにされる辛さも分かります。

昨日までできていたことが急にできなくなったことの辛さも分かります。

でもそこに目を向けていても改善しません。

自分一人で治した人はほぼゼロに等しいです。

有名な選手で、周りにサポートしてくれる人たちがいても、
治らずに引退してしまっています。

でも、私の周りでは改善している人たちがたくさんいるという事実に目を向けてください。

その人たちは、しっかりと私の考えの通りに素直に実行してきた選手ばかりです。

私が敷いたレールからはみ出ることをしてしまった人は、症状を繰り返してしまっています。

もう少しだったら走れるだろうと欲が出て、欲に負けて走ってしまって元通りになってしまった選手もいます。

不安だからと自分なりに体幹トレーニングをたくさんやってリハビリ目的の筋トレの効果がなくなってしまった選手もいます。

不安だからと言って、医者が処方した薬の量を超えて飲みますか?

良くならないからと言って、処方された薬以外の薬をプラスで飲みますか?

筋トレも同じです。

私がこれまで多くのぬけぬけ病の選手と試行錯誤しながら見つけ出した筋トレの方法です。
見た目は同じような筋トレがあっても、意識の仕方次第で効果は全然変わります。

正直言って難しいんです。

でもそれをクリアしなければ改善には届きません。

今でも試行錯誤しながら必死で筋トレと向き合っているランナーがたくさんいます。

昨日はうまくできたのに、なんで今日はうまくいかないんだろうと悩んでいる人もいます。

それくらい悩むのがリハビリ目的の筋トレです。

筋力低下している筋肉は使っている感覚も最初はないんです。

だから難しいんです。

来年からは、ZOOMなどを使ったオンラインでのトレーニング指導もしていきます。

そうしないと、みなさん好き勝手筋トレをしてしまっているので。

少しでも早く笑顔で走れる日が来るように、私もいろいろな方法を見つけていきますので、

2019年もよろしくお願いします!!

PS.
しつこいですが、筋トレ動画お待ちしてます!

↓年末年始でしっかりと読み込んでくださいね!タップすると紹介ページへ飛びます!
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